リスク管理

概要

商品先物取引はレバレッジ商品であり、適切なリスク管理なしでは資金を急速に失う可能性がある。ポジションサイジング、ストップロス、ドローダウン管理の3つの柱でリスクを制御する。

ポジションサイジング

固定リスク率法

各トレードのリスクを総資本の一定割合に制限する。

  • 1トレードあたりのリスク上限: 総資本の2%

  • ポジションサイズ = リスク許容額 / (エントリー価格 − ストップロス価格)

ATRベースのサイジング

ボラティリティに応じてポジションサイズを動的に調整する。

  • ポジションサイズ = リスク許容額 / (ATR(14) × 倍率)

  • 高ボラティリティ時: 自動的にポジション縮小

  • 低ボラティリティ時: 自動的にポジション拡大

ストップロス戦略

ハードストップ

  • 損失上限: 総資本の2%を超える損失は発生させない

  • エントリー時に必ず設定する

トレイリングストップ

  • ポジションが利益方向に動いた場合、ストップを追従させる

  • ATR(14) × 2.0 をトレイリング幅として使用

  • 利益確定とリスク管理を両立する

時間ストップ

  • 一定期間(10-20日)内に利益が出ない場合、ポジションを決済する

  • 資金の固定化を防ぐ

ドローダウン管理

連続損失ルール

  • 3回の連続損失後: ポジションサイズを50%に削減

  • 5回の連続損失後: 取引停止、戦略の再評価

月間ドローダウン上限

  • 月間損失が初期資本の10%に達した場合: 当月の取引停止

  • 翌月にポジションサイズを縮小して再開

年間ドローダウン上限

  • 年間損失が初期資本の20%に達した場合: 全戦略の見直し

セクター分散

商品先物を複数セクターに分散し、セクター固有のリスクを低減する。

セクター

配分上限

商品例

貴金属

総資産の20%

金、白金

エネルギー

総資産の20%

原油

農産物

総資産の10%

堂島コメ平均

ゴム

総資産の10%

ゴムRSS3

流動性リスク管理

堀新取引所の商品には流動性の大きなばらつきがある。

流動性

対象商品

対応

金、金ミニ、白金

通常のポジションサイジング

原油、ゴムRSS3、堂島金、堂島コメ平均

ポジションサイズを50%に制限

銀、パラジウム、農産物、石油製品

取引回避

相関リスク

貴金属間(金/白金/銀)は正の相関が高いため、同一方向のポジションが集中するリスクがある。ポートフォリオ全体の実質的なリスクエクスポージャーを定期的に確認する。


免責事項: 本ドキュメントは教育目的の情報提供です。実際の投資判断は投資家自身の責任で行ってください。過去のパフォーマンスは将来の結果を保証するものではありません。先物取引はレバレッジ商品であり、高いリスクを伴います。